石油などの化石燃料を燃やすと地球温暖化の原因となる二酸化炭素が発生します。地球温暖化が進むと海水が増えて陸地が減り、動植物の生息域が狭くなり数が減ってしまいます。気候が変わるため伝染病が増えたり、従来どおりに食料を生産できなくなるという問題も存在します。地球温暖化によって様々な問題が起こるのを未然に防ぐためには、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量を減らさなければなりません。

工場などで積極的に熱回収を行えば、エネルギー利用の効率化を図り地球環境の保全に貢献できます。機械や設備を稼働させるにはエネルギーを消費しますが、全てが動力源として使われるわけではなく一部は熱となって捨てられています。排熱の温度は10度から40度ほどと比較的低温なのが一般的ですが、ヒートポンプを使えば熱回収による再利用が可能です。ヒートポンプは比較的低温の熱を集めて高温に変える装置でエアコンの他にも冷蔵庫や冷凍庫、給湯システムや床暖房など様々な用途に使われています。

ヒーターを使って熱を発生させるよりも、ヒートポンプの方がエネルギー効率は優れており化石燃料の消費量を削減できます。圧縮式と吸収式ということなるタイプが存在しますが、低温の熱を高温に変える点は同じです。最近ではコージェネレーションシステムを使った熱回収も広く行われるようになりました。このシステムは発電と熱回収を同時に行うもので、電力会社などでは軽油や重油を使うタイプが普及しています。

このシステムを使うと総合的なエネルギー効率が70%から85まで高まるため、化石燃料の消費量が少なくなり地球環境の保全に役立ちます。